ワーキングペアレンツのツーオペ日記

「日本のワーママって実際大変なの?」「大変な時もあるけど、世間で言われているほどではないよ。いろんな形があります」

子1がインフルエンザにかかった話

流行が終わりつつあるこの時に、子1がインフルエンザにかかりました。精神的に盛り下がってしまい、ブログを書くこともできず。次に書こうと思っていた記事を差し置いて、このテーマについてつづります。

 

ワーキングペアレンツの最大の敵は子供の病気。特にインフルエンザなどの感染症は登園・登校できない期間が1週間~10日と長期になるのでピンチです。

 

我が家の子二人は健康で、めったに風邪もひきませんが、やはりたまに病気になると非常に焦ります。次の日休むかもしれないことを常に想定して仕事を進めてはいますが、非常に焦ります。

 

そこで多くの共働き子育て夫婦が経験するのが「どっちが会社を休むか」問題です。

 

我が家では「子育ては二人で」の基本通り、平等に負担するよう努めています。でも、これまでの実績で言うと夫が休みをとった日のほうが多いと思います。

 

夫は内勤で、わたしは外回りの予定があることも理由の一つですが、最大の理由は、夫のほうが現職でのキャリアが長く、上司・同僚から信頼されており、休んだ時のダメージがわたしに比べて少ないからです。

 

わたしが今の会社に職を得て初めて出勤する日、0歳だった子2が熱を出しました。夫は迷わず「今日は絶対行くべきだ」と言い、休みを取ってくれました。あの日もしわたしが休んでいたら、責任ある仕事を任せてもらえるようにならなかったでしょう。今も夫に深く感謝していることの一つです。

 

「どちらが休むか」問題は、仕事の重要度や責任の重さで判断する場合もあるでしょう。その結果、一般的に稼ぎが多かったり管理職であったりすることの多い父親が出勤し、母親が休むという選択をすることになるのかもしれません。合理的かもしれませんが、夫婦のキャリア格差は広がるばかり。父親は休まず働き実績を積み上げていく一方、母親はひんぱんに子供の病気で休む「戦力外」レッテルを貼られてしまう可能性があります。

 

当時、わたしはアルバイトでした。仕事の重要度も責任も大してありませんでした。それでもわたしの仕事を優先したのは、わたしが将来ここでキャリアを積みたいと考えていたこと、夫もそれを知っていたからです。病気の子供を正社員の夫に任せてアルバイトのわたしが仕事に行くなんて、あまりない例かもしれません。でもあのときの二人の判断があったから、わたしは正社員になれたと思っています。

 

わたしも今では休むことのダメージは減り、夫婦でだいたい平等に休みをとるようになりました。「子が発熱!」となったとき、次の日誰が休むかの第一選択は今もたいてい夫です。その次の日はわたしだったり午前と午後で交代したり、と状況に合わせて苦心しています。夫は会社で、「時々子供が病気になって急に休む人」としっかり認識されているようです。わたしもそうです。男女問わずワーキングペアレンツはそれが当然ではないでしょうか。夫やわたしの会社のように、「時々子供が病気になって急に休む人」が受け入れられる職場が増えるとよいと思います。