ワーキングペアレンツのツーオペ日記

「日本のワーママって実際大変なの?」「大変な時もあるけど、世間で言われているほどではないよ。いろんな形があります」

ブログをはじめようと思ったきっかけ

2019年2月、日本のワーキングマザーワンオペ育児の悲惨さを伝えるニューヨーク・タイムズ記事が話題になりました。

日本のワーキングマザー 妻の過大な負担・夫の過少な支援 - The New York Times

 

記事が出てすぐに各所の意見を見ると「残念ながらよくある話だ」「各家庭それぞれの事情がある」「日本のセクシズムはひどい」「日本だけの話ではない」「シングルマザーはもっと大変」といった記事への賛否が巻き起こっていました。

 
各国と比べて日本の共働き子持ち男性の少なすぎる家事・育児時間などを全世界に発信した点に「よく言ってくれた」との声が上がるとともに、欧米ジャーナリズムによる日本の一面的・偏見的なとらえ方だという批判もあり、わたしにはどちらも納得できました。
 
記事を書いたNYT記者がツイッターで、「日本のワーキングペアレンツの一面しかとらえていない」との批判に対し「違う面(があるなら)教えてほしい」と答えていました。正直な気持ちでしょう。記者がこれまで実際に出会ったり見聞きしたりした日本の共働き夫婦のほとんどが、記事に登場するような典型的ワンオペだったのかもしれません。
 
これが、わたしが自分のワーママ生活について書こうと思ったきっかけです。
NYT記事のような母親のワンオペではなく、家事育児全部まかせろのフリーランスお父さん×スーパーキャリアママの超・非伝統的家族ではなく、普通の会社員夫婦が普通にツーオペ育児している家族も存在していると伝えたい。普通すぎてメディアには登場しないけど、日本中に存在しているはずです。日本の共働き夫婦の多面性を形作る一つの姿が我が家だと思っています。
 
お互い納得してこのスタイルにたどりつきました。もちろん、大変すぎて休みたくなるときもあります。でも、遊ぶ子供の姿に夫と笑顔を交わし、思いを共有できるからこの生活を続けています。